夜に向かって走る

本日は夜ライブをみるため18時半より外出。外に出ると夕方の感じが、より鮮やかになっていてギンギラの夏に近づいている気配を感じる。季節がどんどこ進んでいる。これで、いよいよ、ますます着る服がないなと観念する。昼人間、夜から出かける時特有のどきどき。街へ行く方角的に、夜に向かって走る形となりグラデーション味わう。

今日は台風クラブを見る。仙台は4年ぶりとのことで、は〜コロナになってからそんなに経つのか…とコロナ以降の時間経過の厚みに震える。

台風クラブ…かっけえ…。バンドに憧れる少年の気持ちを体得。ギターの音がとにかく全部「当たり」すぎてチューニングの時点でにやける。ドラムベースギターの三すくみが全速、高密度で駆け抜けた。夏の蓋を台風クラブが開けていった。必ずまた見たい。切実にオーバーワークに気をつけて欲しい。

ライブの音でか音を聞くと、ここに来たよ、今ここにいるよというバンド側の存在表明と受け取り、それを聞いているわたしが今、ここにいるんだなと自己の存在を、グリグリと確かめられる感じがする。自分いるじゃんと思える。

帰りにセブンイレブンでホットドックとチョコバナナクレープを買って公園で食べる。コンビニは食事制限をしていると、食べられないものばかりで本当につまらないぎゅうぎゅうの箱になってしまうけど、ひとたび制限解除すると選択肢が無限にある最高の箱になる。既製品のクレープっていつから固形石鹸ぐらいサイズ感に折り畳まれることになったんだろう。形の「薄さ」じゃなくて「包む」機能をクレープとして認識、製造してるってことなのか。なんにせよ、うま〜い。

興奮して眠れないことが予測できたので帰ってすぐお風呂に入って、意図的に落ち着くようしっとりとしたこと(Windowsのロック画面のような情景)を思い浮かべ、さっと布団に入った。上手く脳を閉じることに成功し、割とすぐに入眠できてよかった。眠りの匠。(20230503)