てらいのない方のモンブラン

昨晩のうちにパ氏と、今日会うんだか会わないんだかの取り決めができず、それが気がかりでいつもより早く目が覚める。結果会うことになり支度。人が時々来るから最低限整えているが、このサイクルがなければ本当に落ちるところまで落ち、荒れ放題だろうな。毎日掃除ができる人がgifted。尊敬。まずは溜まった洗い物に手をつける。冬の間は洗い物をいくらか置いておいても虫・異臭が湧かないことを良いことに、とりあえず…一旦置かせていただきますね…としてしまう。洗い物が一番動き出すのが難しい。やり出せば、そこまでつらくなかったじゃん!の繰り返し。数日前に作った終わり汁(終わりかけの野菜などをまとめて詰め込んだ味噌汁)に6日賞味期限の切れたお豆腐を入れ、最終形態に仕上げて飲む。味噌汁は食材の最終受け入れ先として窓口が広く、手厚い。こうでありたい。

程なくしてパ氏と近所のスーパーで落ち合う。冷蔵庫にキムチと卵しかないためお昼ご飯の買い出し。冷凍のポテトフライと冷凍のチャーハンと値引きされたモンブランを買う。取り合わせが雑で思考停止していて土曜日みたい。冷凍のポテトフライは、ときどき買ってストックしておくと、マックに行くその前に!のストッパーになってくれる。マック行きたさは芋への欲求不満であることが多い。冷凍のチャーハンは初めて買ったけど、美味しかったな。ピラフや焼きおにぎりもそうだけどこんだけ米を愛し米に愛された国の国民に認められる冷凍のご飯を出せる技術。やるやつですわね。

スーパーからの帰り道、正午の日に照らされたモンブランを手にしていることが楽しくなり、モンブランに呼びかけたら「話を遮ってまですることではない…」と叱られた。話の途中でも、散歩中の犬を見かけたら「ワンちゃん!」と言いたくなってしまうし、自分の中の「速報!」がでるとつい、遮ってまで言うことじゃないことを言ってしまう。弱反省。でも旬ってあるから…。これ今言うことでどうでもいい話として成立するけど、後から話したら本当にどうでもいい話になってしまうこともあるからね…。

今回買ったモンブランは黄色い方のモンブラン。てらいがなくて可愛い。優しい甘さ、シンプルな味わいで落ち着く。茶色の方が栗のケーキとしては正当なのだろうけど、栗風味な黄色のモンブランも美味しい。別物で各々必要。

パ氏が帰る時、我が家の窓から手を振る。冬の間は暗くてしっかりと見えていなかったけど、今日はかなりはっきりと顔が見えたので、日が長くなったんだなあと実感する。笑っていたような気すらしてくる。(20230216)