春のリハーサルのような日だ

実にポカポカである。先週どかりと降り、延々に微妙に残り続けていた路面の雪も完全に溶けきり、ちびちびと自転車を走らせなくて済むので助かる。久しぶりに乾いた路面を走ったら、自転車のポテンシャルを思い出した。自転車はこうでなくてはと染み染みする。ビューンとかグングンとか推進力!って感じの音が見えるような気がする。ブレーキを踏まずに走り続けたいと思った当初の気持ちを取り戻せて嬉しい。暖かくなったらどこに行こうかね。

絶賛家探しに取り憑かれていて、無駄に朝昼晩の3回、SUUMOを見てしまう。気づけば何回も同じ物件をみて(ここは、これがよくないから候補に入らなかったんだっけ…)を繰り返してしまう。早く家を決めて部屋探し地獄から解脱したいけど、逆に今決めても、引っ越しオンシーズン過ぎて引っ越し業者とか水道電気業者捕まえるの難しかったりお金かかったり待たされたりしそうだなあ、という気持ちもあり、焦って決めることではないなというところに落ち着く。落ち着いたということにしておく。

そして、なんなら今の家もそれなりに好きなのだ。特に冬の夕方が好き。家の窓から太陽が落ちていくのが、四季の中で一番よく見える気がする。地球が傾いてるのってこういうことなんだろうか。高山なおみさんの影響で、休みの日には出来るだけ日が落ちる前に家に入り、日が落ちる時、日が落ちるなあ、と見る時間がとても贅沢でいい。あと、家の裏の林が枯れ落ちてスカスカになると夏は見えない向こうの街の夜景が、きらきらと見えるのも嬉しい。引っ越す前にこういうことを思い返して心に置いておきたいな。(20230207)