日の出で目を焼く

友人と元朝参りと初日の出を見る。子どもの時からこのようなイベントに参加しないで来たため、ありがたいよりも面倒くささが勝つものだとずっと思っていたけれど、行ってみたら思いの外すっきりとした気持ちになってよかった。時に、「ちゃんとした人モノマネ」をすることで、日々の怠惰な自分を更生したような気持ちになりお得だ。初日の出は生憎、雲がかかっていて、本当のゼロスタート?の日の出ではなかったものの、雲の切れ間から太陽がジリジリとこぼれるように現れたのを見た時、感動した。新年に神様に挨拶をして、日の出で目を焼いて、よいスタートになったのではないか。2024年、気張りすぎず、これまでやってこなかったことをやってみたりしなかったりしていきたい。友人に自宅まで送ってもらい、帰宅、即就寝。起きたて元恋人に電話をして新年の挨拶をする。年末に気づいた「ずっとゆっふぃーだけかプレミアムフライデーのこと言っている」ということを伝えようと「ずっとゆっふぃーだけが」と言いかけた段階で「プレミアムフライデーのこと?」と言われて、笑った。わたしが気づくのが遅かっただけで、知る人からすれば「ゆっふぃーだけ=プレミアムフライデー」が成立していたんだな。電話を終えて、友人からいただいた炊き込みご飯や角煮を食べて落ち着いたらまた眠たくなり、寝る。再度起床。今朝仕込んだ、おしりの近くに貼ったままのカイロが熱い。寝ぼけた状態剝がそうと、カイロの片端をつまんでぎゅっと引っ張ったら、パンツもついてきたので、結果的にくまだまさしのオチみたいになった。自分の内側だけで、発生して完結する面白さのぬくみ。気を取り直して、ゆっくりと剥がしたあと、これまた友人からいただいた雑煮を食べてとても満足。しかし、この調子で家のなかでだらだらと過ごすだけでは、あまりにも「自分」すぎて後々後悔することになりそうなので散歩に出かける。今年は毎日6,000歩、歩くことが目標。そして、家に戻る途中で地震速報がなり、困惑して停止。しばらくしても揺れを感じることがなかったので、息をついて再度歩く。元恋人から連絡がきて、石川の方で大きな地震が起きていると教えてもらう。新年から大変なことになった。家について、テレビをつけて、状況を知る。どうか被害が大きくならないようにと祈る。空気に飲まれて、ゴワゴワした気持ちになってしまったけど、元気でいられる人が元気でいたほうがいい。できるときにできることをする。動物の動画を意欲的に見てから寝た。